建設現場の生産性を向上する革新的技術を募集(国土交通省)

国土交通省は、「建設現場の生産性を飛躍的に向上するための革新的技術の導入・活用に関するプロジェクト」を2018年度より開始しました。 ~建設現場の生産性を飛躍的に向上するための革新的技術の導入・活用に関するプロジェクト~として建設現場の生産性を向上する革新的技術を募集します。

建設現場の生産性を飛躍的に向上するための革新的技術の導入・活用に関するプロジェクト

公募対象技術

次の対象技術1.2.を公募します。

  1. AI、IoTを始めとした新技術等を活用して土木又は建築工事における施工の労働生産性の向上を図る技術
  2. データを活用して土木工事における品質管理の高度化等を図る技術

なお、各技術は国土交通省等発注の既契約工事の建設現場において、2020年度に試行します。

AI、IoTを始めとした新技術等を活用して土木又は建築工事における施工の労働生産性の向上を図る技術の詳細

土木・建築工事の施工にあたり、 AI、IoT を始めとした革新的技術を活用し、 ①作業員や建設機械・車両の位置・動きの分析等を通じた作業支援 ②周辺の交通状況等の認知・判断等を通じた交通誘導の支援(単なる工事用信号機の開発は対象外) ③新型コロナウイルス等の感染リスクのある対面・書面による接触機会(受発注者間の連絡調整等)のデジタル化により労働生産性の向上(作業の高度化、作業員の省人化、施工時間の短縮、休日の拡大等を指す。)を図る技術の提案を求めます。 ただし、作業員の健康管理や安全管理に関する提案は対象外。 提案に当たっては、 期待される労働生産性向上に関する具体的な効果 達成目標(本試行による達成目標のほか、独自の技術開発等と併せて達成を目指す最終的な達成目標を含む。) をできるだけ定量的に提案するものとします。

データを活用して土木工事における品質管理の高度化等を図る技術の詳細

土木工事の施工にあたり、 データを取得し、当該データを活用することにより現行の品質管理手法を代替することができると見込まれる技術 (現行基準における試験方法や数値等の代替手法、監督・検査・確認の代替手法、書類の削減・簡素化及びこれらを通じて品質自体の信頼性を高める手法等を含む。) の提案を求めます。 ただし、当該手法を現場実装する際に、国土交通省が規定する各種基準が隘路になっているものに限ります。 提案に当たっては、 現場実装の隘路となっている具体的な基準を明示するとともに、 期待される品質管理の高度化等に関する具体的な効果とその達成目標を示してください。 なお、既に3次元データや ICT を活用する出来形管理要領など基準書等が整備済みの技術や要領(案)作成に着手している技術、及び新技術情報提供システム(NETIS)に登録済みの技術については提案の対象外とします。

応募要件

応募に当たっては、次の要件を満たす必要があります。

応募・試行要件

提案内容を国土交通省等が発注している工事の現場において 2020 年度末までに試行すること。 試行により取得するデータをクラウド環境等により随時、工事の発注者やコンソーシアムの構成員と共有すること。また、試行終了後、取得したデータを国土交通省に提出すること。

資格要件

応募者は、国土交通省等の発注工事を受注している建設業者を含むコンソーシアムとします。 コンソーシアムの構成員には、建設業者のほかに、提案内容を実施するために必要な者として、測量・調査・設計業務を行う企業、計測機器メーカー、IoT・AI・ロボット等の技術開発・情報システム設計・運営等を行う企業、大学・研究機関等のいずれかを含むこと。 なお、応募時点で、コンソーシアムの設立は予定で構いませんが、提案内容が選定された場合で、契約締結までにコンソーシアムを設立できない場合、選定を無効とすることがあります。

委託契約の上限額

対象技術Ⅰ 6,500万円 対象技術Ⅱ 3,000万円

公募期間

2020年7月7日~2020年8月7日 2020年9月中下旬(予定) 審査結果公表・通知

申請のサポートについて

行政書士岡高志は、”ミラサポ”や公益財団法人東京都中小企業振興公社の登録専門家です。 公募申請についてお気軽にお問い合わせください。

参考)

国土交通省国土技術政策総合研究所社会資本マネジメント研究センター社会資本システム研究室

https://www.mlit.go.jp/report/press/kanbo08_hh_000708.html

 

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