談合による入札指名停止処分 2020年7月

談合による入札指名停止処分事例

コロナウィルスの影響で民間工事は減少傾向ですが、
着実に公共工事の発注量が増加するのが、建設業にとって頼もしいところです。

公共工事は、入札によって受注できるわけですが、工事の安全管理の措置が不十分だと指名停止の処分を受けることもあります。

7月の事例をご紹介します。

事実概要

株式会社フジタは、甲府河川国道事務所発注の「H31中部横断下八木沢地区トンネル(その2)工事」において、令和2年1月21日、坑口部にて防水シートの取付作業を高所作業車にて施工中、バケットの操作方法を誤って上昇させてしまい、作業員がバケットとトンネル頂部コンクリートに挟まれて脳挫傷により死亡する工事関係者事故を発生させた。

指名停止措置期間

令和2年7月22日から令和2年8月4日まで(2週間)

指名停止措置対象区域

関東地方整備局管内

指名停止措置理由

有資格業者である当該業者が、安全管理措置の不適切により工事関係者事故を発生させたことは、「工事請負契約に係る指名停止等の措置要領」及び「地方整備局所掌の工事請負契約に係る指名停止等の措置要領」別表第1第7号(安全管理措置の不適切により生じた工事関係者事故)に該当する。

指名停止等の措置要領別表第1第7号とは?

地方整備局発注工事の施工に当たり、安全管理の措置が不適切であったため、工事関係者に死亡者又は負傷者を生じさせたと認められるとき。

山梨県中部横断道路工事での死亡事故事例

中部横断道路工事をめぐっては多数の死亡事故が発生しております。
亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げるとともに、工事現場の安全管理が徹底されることを願います。

  • 2017.3.8 山梨県身延町帯金の中部横断自動車道の建設現場で、ダンプカーが工事用の仮設道路から約35メートル下の沢に転落した。
    仮設道路は幅約6メートル。当時、6台のダンプカーが現場から出た土砂の運搬作業をしていた。作業員はダンプカーに1人で乗車。道路脇の転落防止用の鉄柵を突き破り転落した。
  • 2014.6 身延町で伐採中の木材が直撃し、30代男性が死亡。
  • 2015.9 身延町の山中を調査中の50代男性が尾根から転落死。
  • 2106.2 南部町で清掃中の管から吹き出したコンクリートに直撃され、40代男性が死亡。
    https://www.sankei.com/affairs/news/170309/afr1703090024-n1.html
  • 2019.12.18 身延町の下八木沢地区で、切り土工事に伴う立ち木(樹高15m)の伐採をしていた1次下請けの男性作業員(58歳)が、用地境界外から倒れてきた腐食木(同13m)の下敷きになり死亡。
  • 2020.1.21 身延町で建設中の下八木沢第一トンネル(延長399m)で、高所作業車のバケットに乗っていた2次下請けの男性作業員(64歳)が天井と作業台の間に頭を挟まれて死亡。(本件)
    https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00142/00636/
  • 2020.3.28 身延町下八木沢の中部横断道のトンネル工事現場で作業をしていた男性が落下してきたモルタルと足場の手すりに挟まれ、死亡。数人が足場の上で防水シートの作業をしていたところ幅4m 長さ1m およそ800kgのモルタルがはがれ落ち直撃したということです。
    http://www.uty.co.jp/news/20200328/7172/

 

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