建設キャリアアップシステム(CCUS)の技能者にとっての意義
下請け企業の企業者登録がゼロの現場が40%を占めるといった話もありまして建設業キャリアアップシステム(CCUS)はまだまだ建設業界に浸透していないようです。建設業キャリアアップシステムが、技能者にとって意義があります。会社に登録を働きかけてみてはいかがでしょう。
建設キャリアアップシステム導入の背景
建設業が将来にわたって、その重要な役割を果たしていくためには、現場を担う技能労働者(技能者)の高齢化や若者の減少といった構造的な課題への対応を一層推進し、建設業を支える優秀な担い手を確保・育成していく必要があります。
そのためには、個々の技能者が、その有する技能と経験に応じた適正な評価や処遇を受けられる環境を整備することが不可欠です。
建設業における現場管理能力や後進の指導等のスキルが適切に評価されず、
若い世代にキャリアパスを示すことができていないことが課題にあげられます。
技能者の資格、現場の就業履歴を業界統一のシステムで登録・蓄積、資格や経験等によって能力をレベル判定し、
これに応じた適切な給与が支払われる環境を整備することで、若い世代にキャリアパスを示すことを目指しています。
ICカード携帯の意義
技能者が携帯するICカードに、いつ、どの現場に、どの職種で、どの立場で働いたのか、日々の就業実績として電子的に記録・蓄積されます。
自身の資格や職歴を証明できるため働く現場にかかわらず適正な評価と処遇が受けられます。
建設キャリアアップシステムの運用
- 技能者情報等の登録
- カードの交付・現場での読取
- システムによる就業履歴の蓄積