「建設工事受注動態統計調査」では、国内の建設業者の建設工事受注動向 公共工事推移 公共機関・民間等からの毎月の受注額を発注者別、業種別、工事種類別、地域別に詳細を把握しています。
先日、令和元年度の速報値が発表されていましたので、かんたんに解説します。
令和元年度 建設工事受注高の全容
令和元年度の受注高は82兆4,209億円
前年度比5.2%減少
うち元請受注高は54兆5,400億円(前年度比9.5%減少)
元請受注高のうち公共機関からの受注高は16兆6,559億円(前年度比6.8%増加)
民間等からの受注高は37兆8,841億円(前年度比15.1%減少)
公共工事の受注高
公共機関からの受注工事額は15兆9,670億円(前年度比7.7%増)
うち、国からは 5兆4,834億円
地方からは10兆4,836億円
公共工事推移
公共工事推移
年次推移をみますと
2019年度に民間工事が公共工事の増加に押されて、頭打ちになったのが読み取れます。
2020年度は当然、コロナウィルス感染症の影響が強く出ますので、民間工事はますます減少することが予想されます。
グラフでの、民間工事は、1件5億円以上の建築工事・建築設備工事の契約金額に限定されますが、
民間工事全般のトレンドとあまり変わりはありません。
建設業許可の事業報告書を作成される際にも活用できる統計なので、ぜひご活用ください。
詳細は国土交通省サイトをご参照ください。
https://www.mlit.go.jp/report/press/joho04_hh_000913.html
入札参加については、「 入札参加資格申請 など入札参加の仕組み 」をご参照ください。